祈り合う仲間ができる!

クリスチャン生活で助け合い、祈り合える仲間の存在はとても貴重です。ともに楽しい時間を過ごす中で、神との関係も成長します。

イエスもこう語っています。「二人か三人がわたしの名において集まっているところには、わたしもその中にいるのです。」マタイ18:20

クリスチャンの友だち同士、イエスにあって集まるその只中に、イエスご自身がともにおられると約束しています。クリスチャン同士、愛し合う関係の中で、私たちはイエスの愛を体験することができるのです。

今回は大学時代、クリスチャン同士の交わりの中で、キリストを体験した3人の体験をご紹介します。



まずは現在、アメリカの日系人教会で牧師をする高木牧人先生の体験談をご紹介します。高木先生は大学時代、クリスチャン・サークルStudent Impactでの体験をお話しくださいました。

イエスの弟子づくりを実感

東京三鷹にある学生センターに通っていた学生時代から、約10年が経ちました。主に導かれる人生とは不思議です。当時、国際色ゼロの私でしたが、どこかアメリカンでアットホームなセンター内の空間は、すぐに私にとって恵みの場所となりました。

Student Impactのスタッフと始まった弟子訓練は、まさにイエスさまによる本物の弟子訓練でした。ともに聖書を開き、祈り合うだけではなく、キャンパス内に伝道へと出かけていくこともありました。それだけではありません。スーパー銭湯にも行きました。ラーメンを一緒にすすることもありました。「主にあって、ともに時間を共有する」…私は当時、イエスさまの弟子訓練の大切な要素を体験させて頂いたように思います。

それ以外にも、合宿の度に何度寝袋を敷いて寝たことでしょう。3階の白いソファの上での徹夜の交わり。夜な夜な皆で行った三鷹の定食屋。冬の寒い日に缶コーヒーを飲みながらセンター前で語り合った日々…それはそれは、たくさんの思い出が溢れてきます。

私が Student Impact でよく耳にした聖書のみことば、それはマタイ28:19,20 にあるイエスさまの大宣教命令でした。

「ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」

主に導かれる人生とは不思議です。現在、私はロサンゼルスにある教会に牧師として遣わされています。10年前、大学生だった私には、正直全く想像していなかった道を歩んでいます。でも振り返ると、確かにあの Student Impact での日々がなければ「今日」の私はありません。

聖書のみことばは真実です。大学生の皆さんはこれから先、計り知れない可能性、そして想像を超える祝福の人生がすでに、主にあって用意されています。ぜひ「今」というかけがえのない日々を大切にして、希望と喜びに満ちた将来に向かって歩み出してほしい、と強く願います。

最高の導き手なるイエスさまは、皆さんを今日、明日、そして10年後…、どのように導かれるのでしょうか?とっても楽しみです。皆さんそれぞれが遣わされる地、教会(神の家族の交わり)、働きと使命は主にあって、いつも備えられています。(高木牧人・ロサンゼルス・ホーリネス教会牧師)

Student Impact については こちら からどうぞ。



続いて、小山健牧師の体験をご紹介します。小山先生は大学卒業後、新聞社の事業局で勤務後、アメリカで神学を学び、現在は岐阜県各務原市にある岐阜純福音教会の牧師をしています。小山先生は、大学時代の Student Imapct での祈り合える生涯の仲間との出会い、教会での体験を話してくれました。

祈り合える仲間がいる

今からちょうど20年前、私は名古屋にある南山大学に入学しました。入学初日にStudent Impactの先輩方とスタッフと出会い、集会に誘われました。すでに教会には行っていましたが、新しい集まりに飛び込むことは勇気がいります。Student Impact の集会に「ちょっとのぞいてみたいけど」「一度行ったらもう抜けられないんじゃないか」と思う方もいるかもしれません。私はどんどん飛び込むタイプに見られがちですが、実は慎重派。最初の1、2ヵ月は「いつ抜けるかわかりませんよ」という感じで参加していました。

しかし、Student Impact の学生集会で友だちができ、一緒に祈ったり、賛美したり、聖書を開くようになりました。とても元気で「みんなに会いたい!」という時もあります。悩んでいて「人に会いたくないな…」という時もありました。それでも毎週 Student Impact には、自分のことをわかって、祈ってくれる仲間がいる。自分の存在を認め「いるだけでいいんだよ」って言ってくれる仲間ができました。

「人生は出会いで決まる」と言います。自分が良い時だけ歓迎してくれる仲間よりも、つらいとき、悩んでいる時に寄り添い、祈ってくれる仲間がいることが、本当の出会いだと思います。

「今日の集会来ない?」と誘ってくれる仲間、行かなかったときに「どうしてる?」と声かけてくれる仲間、その存在があなたにとってかけがえのないものです。YouTube や Line は自分で好きなものをセレクトできます。嫌だったら抜けていくこともできます。でも、本当の友は向こうから声をかけてくれます。そんな存在が得られるのが Student Impact の学生集会でした。ぜひ小さな勇気でいいので、一度顔を出してみてください!

大学入学から20年。今も悩みを相談し、祈り合える仲間の多くが Student Impact で出会った友人たちです。同じ世代だから、就職も結婚、子育てと今直面する課題もだいたい同じ。だからわかりあえる。昔から自分の弱さも知っている。こんな仲間の存在は宝です。

それともう一つ、皆さんにお伝えしたいことがあります。Student Impact の集会に行くのと同時に、教会にもぜひ毎週行きましょう! 礼拝に行くのも勇気がいるし、年配者から子どもまでいます。

しかし世代を超えて集まれる場所って貴重です。そして子どものときから、年を重ねてもいられるコミュニティ。神さまにある家族です。家族って「状況が変わっても、問題があっても家族」です。

大学時代は「Student Impact の集会は同世代ばかりで楽しい。でも教会は気を遣うし、ちょっと…」と思う方も多いのではと思います。僕が大学生だったときもそうでした。でも大学卒業したら、Student Impact の集会には、今までのように行けなくなります。卒業後も教会につながることで、成長し続けることも、神さまや仲間につながり続けることができます。

ぜひ大学時代から Student Impact と同時に、教会にも集ってください! Student Impact の集会で同世代の最高の友だちを見つけてください。教会では世代を超えた神の家族を手に入れてほしいと思います。そして何よりも最高の友であるイエス・キリストと出会い、親密な友情が育まれていきますように、皆さんのために祈っています。(小山健・岐阜純福音教会主任牧師/関西聖書学院教師)



最後に東京都羽村市にある、おざく台キリスト教会。JR青梅線沿いのピンク色のかわいい教会堂です。この教会の牧師、井本祐介先生の体験をご紹介します。井本先生は牧師のかたわら、青梅市のもみの木幼児園の園長として、一日中、子どもたちと自然の中でふれあう幼児教育を実践しています。その原点となったのが、大学時代の Student Impact と教会での体験でした。

人生で最も大切な瞬間

私は現在、東京の青梅市の幼児園で園長を、羽村市の教会で牧師をしています。個性豊かで元気いっぱいの園児たち、思いやりにあふれた保護者の皆さん、神にも人にも誠実な教会の方々、そんなすばらしい人たちに囲まれて過ごす幸せを日々かみしめています。

そんな私も、教師を目指して学んでいた大学時代に Student Impact を通して、キリストに出会いました。キリストが実在していたことさえ知らなかった私にとって、Student Imapct の学生集会で教えてもらった「天地創造」「罪」「キリストの十字架」の話は、とても新鮮でした。また学生やスタッフたちの明るくて生き生きとし、謙遜で思いやりがある姿に、自分や他の人とは違うものを感じていました。知識だけではなく、体験としても、神の愛や神と生きるすばらしさを教えてもらいました。

大学2年生のクリスマス、大学構内でキリストを信じる祈りをした体験は、私の人生で最も大切な瞬間でした。周囲のみんなも自分のことのように大喜びしていた光景が、今でも目に焼きついています。それ以来、日曜日に教会に行かなかったことは一度もないと思います。Student Impact の友だちが喜んで教会に行っていたので、それが自然なことだと考えていました。

教会では学生だけではなく、小さな子どもから既婚者、ご高齢の方まで、さまざまな方々と出会い、信仰の幅広さ、神さまと歩む豊かさを教えていただきました。また、Student Impact を通して養われた宣教や弟子づくりへの姿勢を、教会の方々は喜んでくださいました。

そして洗礼を受けて間もない私に、教会学校や子ども伝道など、たくさんのことを任せてくださいました。Student Impact と教会の両方で大切にされ、養われ、今の私があるように思っています。(井本祐介・JECAおざく台キリスト教会牧師/もみの木幼児園園長)



聖書ではまた、クリスチャン同士が集まることの大切さをこのように語っています。「愛と善行を促すために、互いに注意を払おうではありませんか。ある人たちの習慣に倣って自分たちの集まりをやめたりせず、むしろ励まし合いましょう。その日が近づいていることが分かっているのですから、ますます励もうではありませんか。」(ヘブル10:24-25)

人と関わることは労力も時間も使うことです。しかしそれ以上の祝福があります。もしまだ、近くに本当のクリスチャンの友だちと言える人がいないのなら、ぜひ神にクリスチャンの友だちが与えられるように祈りましょう。

大学生の方は、ぜひ Student Impact で、同世代のクリスチャンの中から、生涯祈り合える友だちを見つけてください。
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