聖霊の満たしとは何ですか？
「聖霊の満たしとは何でしょうか？」「どうすれば、聖霊に満たされるのでしょうか？」信仰生活のABCを紹介する バイブル・スタディ『ディサイプルシップ超入門』の第二課です。聖書から聖霊の満たしを学んでいきましょう。
※ 動画をご覧になり、以下の質問について考えてみてください。このバイブル・スタディをグループで行っている場合は、ぜひグループで以下の質問でディスカッションしてください。
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📤「実は、クリスチャン生活がとても息苦しく感じています。神さまに喜ばれる生活をしようとがんばってはいます。でも自分でも無理しているように感じています。正直、クリスチャンであることに疲れ果てました。」
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✅「頑張る」危険性
私もクリスチャンになったばかりのころは正直、同じような息苦しさを感じていました。信仰生活を「頑張る」と無理が出てきてしまいます。むしろ肩の力を抜いて、神さまが用意した冒険に満ちたワクワクした人生を楽しむことが、クリスチャン・ライフの秘訣です。
✅充実した人生
イエスさまを信じるクリスチャンのうちには、聖霊の神さまが住んでいます。でも多くのクリスチャンは、聖霊さまと親しい交わりを保ち、充実した意義深い人生を送る秘訣を知らないままでいるのです。
✅聖霊なる神
「あなたがたは自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでおられることを知らないのですか。」コリント人への手紙第一3:16
聖霊なる神さまは、あなたがイエスさまを信じるときに心に来て、住んでくださいました。聖霊さまは、あなたをアシストしてくれます。あなたの人生に豊かな聖霊の実を実らせてくれます。
聖書が語る倫理基準は、超ハイレベルのものです。私たちの努力はとても尊いものです。あなたの努力は貴いものです。でも、私たちの力では、神さまが喜ばれる人生を送ることはできません。
この地上で、聖書が要求するハイレベルの倫理基準を完全に生きることができたのは、イエスさまだけです。罪ある私たちは完璧にはなれません。私のうちにいる「もうひとりの助け主」である聖霊さまが、あなたのうちに、あなたを通して、生きてもらうことが大切です。
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「あなたがたは知らないのですか。あなたがたのからだは、あなたがたのうちにおられる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたはもはや自分自身のものではありません。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから、自分のからだをもって神の栄光を現しなさい。」コリント人への手紙第一6:19, 20
①イエスさまを信じる私たちのうちに、だれが住んでいますか？
②聖霊さまとともに、私たちはどのような人生を送るように勧められていますか？
③あなたは聖霊さまとともに、どのような形で神の栄光を表せるでしょうか？
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イエスさまを信じるとき、この図のように聖霊さまはあなたの人生に来ます。この図は、人生を車に例えています。
✅肉に属する人
聖霊さまは、車の助手席にいます。運転するのはあなたです。初めはイエスさまとのドライブは楽しいです。でも「この道で真っ直ぐに行った方がいいよ」「いや、近道なんで、ここで曲がります。」急な電話で運転中に電話をとると、聖霊さまが「危険だから、運転中電話はしないで…」
だんだん、聖霊さまに指示されるのが、面倒くさくなってきます。もう聖霊さま、静かにしていてください。聖霊さまとの関係がよそよそしくなります。かえってクリスチャン生活は、大変になります。自分で「頑張る」モードになると、どこかで無理が出て来ます。
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ここでコリント人への手紙第一3章1,3を読んで、以下の質問について考えてみてください。
「兄弟たち。私はあなたがたに、御霊に属する人に対するようには語ることができずに、肉に属する人、キリストにある幼子に対するように語りました。…あなたがたは、まだ肉の人だからです。あなたがたの間にはねたみや争いがあるのですから、あなたがたは肉の人であり、ただの人として歩んでいることにならないでしょうか。」コリント人への手紙第一3章1,3
①キリストにある幼子、肉の人とはどのような存在ですか？
②クリスチャンなのに、まるでイエスさまを信じていないかのように生活していませんか？
③あなたの人生の運転席にはだれが座っていますか？
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✅聖霊に満たされる
運転そのものを聖霊さまに任せると良いです。運転席に聖霊さまに座ってもらいましょう。聖霊さまがキャプテンです。聖霊さまに従って、聖霊さまが願うことを実行するとき、聖霊さまは力強く働いてくれます。この状況を「聖霊に満たされる」と言います。
私たちが自分の力で頑張ることを放棄し、聖霊さまに人生の主導権を委ねるとき、神さまが力を注いでくださいます。人ではできない大きなわざをすることができます。これが聖霊に満たされることです。
✅霊的呼吸
聖霊に満たされる前提として、まず霊的呼吸の祈りをしてください。もし心に示される罪があったら、神さまの前に告白しましょう。
※霊的呼吸について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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ヨハネの手紙第一1:9を読んで、以下の質問に答えてください。
もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪をゆるし、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。ヨハネの手紙第一1:9
●あなたの行動で、また心の中の思いで神さまが喜ばれないところはありますか？
●もしあれば、心の中でその罪を告白して「霊的呼吸」の時間をもってください。
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そして今、聖霊さまに満たされるように祈りましょう。今、少し時間をとって、以下の祈りを祈ることで、神に聖霊に満たされるように願ってみてください。
「神さま、私を愛してくださりありがとうございます。私は今、私の心を私自身が支配していることに気づきました。いま私はもう一度、聖霊さまが私をおさめてくださるようにお願いします。私を聖霊に満たしてください。あなたが願う実を結ぶよう、私を変えてください。 アーメン。」
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今、聖霊に満たされるように祈りました。でも正直、実感が持てないという方もいるかもしれません。どうしたら、聖霊に満たされたという実感が持てるのでしょうか。以下の２つの聖書箇所は「聖霊の満たし」の聖書的な根拠です。
✅神の命令：エペソ5:18
私たちを聖霊に満たすのは、神さまの働きです。エペソ人の手紙5:18では「また、ぶどう酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。むしろ、御霊に満たされさい」という命令があります。なので、私たちが聖霊に満たされるのは、神さまのみこころです。
✅神の約束：１ヨハネ5:14
またヨハネの手紙第一 5:14-15 には「何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。私たちが願うことは何でも神が聞いてくださると分かるなら、私たちは、神に願い求めたことをすでに手にしていると分かります」と書いてあります。この２つの聖書の約束が根拠です。
先程祈った「聖霊に満たしてください」という祈りは、神のみこころなので、神さまはあなたのささげた祈りを必ず聞かれるという約束を信仰によって受けとめましょう。✅感情ではなく信仰
よく聖霊に満たされると喜びにあふれてくると聞きます。実際にはどうでしょうか。
確かに聖霊で満たされるとき、心に喜びが与えられることもあります。もし聖霊に満たされているとき、心に喜びや平安があるならば、それは神さまの恵みです。
でも喜びや平安などの感情をリトマス試験紙のように、聖霊に満たされているのかを測るバロメーターにしないでください。
例えば日曜日、心が重くて、教会の礼拝に行きたくないという時もありませんか。でも信仰によって礼拝に行き、賛美歌を歌うとき、賛美を歌う中で心が軽くなり、喜びと平安に満たされたという経験はないでしょうか。
それは信仰によって、賛美しようと意志によって行動に移すことです。自分が心のハンドルを握るのではなく、イエスさまに運転席をゆずることです。今の感情は大切ですが、感情以上に、信仰によって神のみこころ、神の願いを実行しようと、一歩踏み出すことが大切です。
感情以上に、聖霊さまの願う計画に従うことが、心の運転席をイエスさまにゆだねることです。そのとき、聖霊さまがあなたを通して働き、心に平安を与えられます。
感情が伴わなくても、信仰の一歩を踏み出すことが大切です。感情はあとからついてきます。今、喜びや平安がなくても、神さまが願う一歩を踏み出してみてください。
✅聖霊の満たされ続ける
エペソ5:18の「御霊に満たされさい」という命令ですが、ギリシア語原語では現在時制の命令形で書かれています。ギリシア語の現在時制は、現在進行形でもあるので、「御霊に満たされ続けなさい」とも訳せます。
もともとイエスさまを信じる前は、私たち自身が心の運転席についていました。しかしイエスさまを信じ、聖霊さまが心の運転席に迎えても、私たちは次の瞬間「自分のやりたことをしたい」と考えてしまうものです。
「聖霊さま、今は助手席に座って、静かに私がすることを見ていてください」と聖霊さまから運転席を奪い取ることはよくあります。
大切なことは、自分が運転席に座って、頑張って何かをしていると気がついたときには、すぐに霊的呼吸をしましょう。聖霊さまに運転席をゆだねるようにしてください。
✅聖書を実行する力を与える
聖霊の満たしは、聖書のことばを実行する力を与えます。日々祈り、聖書を読むことを大切にしてください。聖書から学んだことを生活に適用するとき、聖霊さまがみことばを実行する力を与えてくれます。神さまの力を体験できます。
聖霊さまは、神さまとの関係を深める原動力です。まず私たちが祈り、聖書から学び、それを実践しようと行動に移すことが大切です。信仰によって行動するとき、聖霊の満たしを体験します。
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発展学習：
この聖書の約束を一字一句間違えなく暗誦してください。
…私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。今 私が肉において生きているいのちは、私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった、神の御子に対する信仰によるのです。ガラテヤ2:19-20
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『聖霊に満たされて歩むには』
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