私の罪もゆるされますか?


信仰生活のABCを紹介する バイブル・スタディ『ディサイプルシップ超入門』です。『信仰生活超入門』の続編になります。今回もWeb site『神と始めよう』に実際に寄せられた質問に答える形で、ご一緒に聖書を学んでいきましょう。

※ 動画をご覧になり、以下の質問について考えてみてください。このバイブル・スタディをグループで行っている場合は、ぜひグループで以下の質問でディスカッションしてください。

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📤「私もイエスさまを信じる祈りをしました。でもどうも救われているという実感が持てません。自分が本当にクリスチャンなのかと疑問に思うこともあります。特に罪を犯してしまったとき、神さまは私をゆるしてくれないのでは…と感じます。こんな私でも天国に行けるのでしょうか。」

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救い

多くの方が、クリスチャンになったばかりのとき、同じような悩みを持つものです。聖書は、イエスさまを神の子と信じるときに救われると書いています。救われるとは、罪がゆるされ、神の子どもになること、クリスチャンになることです。救われる上で、鍵となるものが「信仰」です。

信仰とは信頼

信仰とは信頼と言えます。信頼には「信頼する対象」が必要です。
私たちの信頼の対象は、神と神のことばである聖書です。

神さまへの信頼は、信じたばかりの頃は小さいものです。でも一歩一歩、信頼して歩み続ける中で、信頼が深まっていきます。

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信仰とはどのようなものでしょうか?


神さまへの信頼が深まるために、私たちにできることは何でしょうか?


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債務証書

「背きのうちにあり、また肉の割礼がなく、死んだ者であったあなたがたを、神はキリストとともに生かしてくださいました。私たちのすべての背きを赦し、私たちに不利な、様々な規定で私たちを責め立てている債務証書を無効にし、それを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。」コロサイ2:13-14

クリスチャンになる前の私たちは、神に背き、罪の中にいました。しかも自分では罪をどうすることもできない「自己破産」の状況でした。

ちょうど借金の返済地獄にいるようなものです。借金をすると、債務証書を交わします。債務証書が存在する限り、借金取りが追いかけて来ます。いつも不安でいっぱいです。

しかし罪のない神の子イエスさまが、私たちの罪の借金の返済を代わりに引き受け、十字架で死んでくださいました。私たちの罪の債務証書は、イエスさまの十字架で無効になりました。この聖書の約束を信じるとき、私たちの罪が赦されます。


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新約聖書コロサイ2:13-14 をもう一度、ご自分で読んで、以下の質問に答えてください。

「背きのうちにあり、また肉の割礼がなく、死んだ者であったあなたがたを、神はキリストとともに生かしてくださいました。私たちのすべての背きを赦し、私たちに不利な、様々な規定で私たちを責め立てている債務証書を無効にし、それを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。」コロサイ2:13-14

①私たち人間は本来、どのような状況でしたか?


②神さまはどのように私たちの罪の借金を無効にしてくれましたか?


③イエスさまの十字架への信頼が深まるために、あなたができることは何ですか?


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イエスさまの十字架とはどれほど大変な刑罰だったのでしょうか。まさにイエスさまの十字架は、聖書のクライマックスの一つです。イエスさまは十字架に付けられる前夜に逮捕され、まずむち打ち刑を受けます。

むち打ち刑

当時のむちは皮ひもに鉄球や鋭い骨が組み込まれていました。むちを打つ度に、背中から腰、足とひどい打撲と外傷が生じます。むちは通常、39回打たれました。皮膚はボロボロ。脊髄、血管、筋肉、背骨さえもむき出しになるほどでした。

大量の出血が起こると、肝臓も排尿作用をやめ、体内に少しでも水分を蓄えようとします。心拍数が急上昇。血圧は逆に急降下して、気を失います。十字架につけられる前に、イエスさまは「血液量減少性ショック」で、すでに重体の状態でした。

十字架の実際

十字架刑はさらに過酷なものでした。イエスさまは十字架の横木の上に寝かされます。手首に18cmの大釘を打ち込ます。

その後、横木は縦木に吊るされ、固定されます。足首にも、大釘が打ち込まれ、身体が縦木に固定されます。

人は息を吸うたびに、胸筋と腹筋、横隔膜に力を入れます。息を吐くとき、筋肉と横隔膜の力を緩めます。十字架の上では、腹筋の力を緩めるため、足を伸ばして、身体を少し持ち上げる必要があるのです。

息を吐くたびに、釘が刺さる足に激痛が走るけど、足を動かさないと、呼吸ができません。息を吐くたびに身体は消耗。最終的に足で身体を持ち上げることもできなくなり、呼吸できなくなり、窒息で死んでいきます。

心不全

イエスさまの場合、すでに「血液量減少性ショック」が出ていました。十字架上で、心拍数は異常に上昇。心臓には多大な負荷が掛かり、心不全に陥っていました。

しかしイエスさまは、死の三日後に、死から復活します。このイエスさまの十字架と復活が、私たちの罪が赦される根拠です。これが福音、聖書が伝える最大の良い知らせです。

「キリストも一度、罪のために苦しみを受けられました。正しい方が正しくない者たちの身代わりになられたのです。それは、肉においては死に渡され、霊においては生かされて、あなたがたを神に導くためでした。」ペテロの手紙第一3:18

ただ一回の犠牲

旧約時代は何度も何度も、人の罪のため、動物の犠牲がささげられました。しかし罪のないイエスさまの場合は、ただ一度の犠牲で十分でした。イエスさまを信じる人は、神の子どもとされています。罪が赦されています。

罪で自己破産した私たちの側では、何もすることはできません。ただ神であるイエスさまの側ですべての罪の返済は完了しています。私たちはこのイエスさまを信頼したら良いのです。

でも罪を犯して、罪責感を感じるときはどうしたら良いのでしょう。

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イエスさまの十字架上の死因は何だったでしょうか?


イエスさまの十字架と復活がなぜ、私たちの罪が赦される根拠となるのでしょうか。


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✅霊的呼吸

ぜひ心に「あのとき悪いことをした。」「だれかを傷つけた」「神さまを悲しませた」ことを思い出したとき、ぜひ「霊的呼吸」

霊的呼吸とは、罪に気づいたとき、その場で神さまにその罪を告白する祈りをすることです。そしてイエスさまの十字架で罪が赦されていることを感謝し、もうその罪は行わないと決心し、罪から神に方向転換することです。

今から一緒に「霊的呼吸」をやってみましょう。まずイエスさまにこのように祈りましょう。「神さま、今、もし私たちの心にある罪があるならば、教えてください。イエスさまの名前によって祈ります。」

✅罪のリスト

そして1枚の紙とペンを用意してください。そして紙に、心に思いうかぶ「罪」を書き出してみてください。しばらく紙に罪を書き出す時間を取りましょう。

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紙に今、心に思いうかぶ罪のリストを書き出してください。



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✅1ヨハネ1:9

罪のリストを書けたら、リストの上にヨハネの手紙第一1:9を赤字で書いてください。

「もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪をゆるし、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。」ヨハネの手紙第一1:9

ヨハネの手紙第一1:9を、罪のリストの上に赤ペンで書いたら、神さまが罪が赦されたことを信じて、この紙を今、破り捨てましょう。

私たちの告白した罪も、この紙のように、神さまの前に罪が赦されたわけです。ちょうど罪の債務証書を、神さまがイエスさまの十字架にはりつけ、無効にしたようなものです。

もし私たちの罪で、だれかを傷つけたり、損害を与えているならば、ぜひその人にあやまり、償いをしてください。人間関係の和解も、神さまが導いてくれます。

✅霊的呼吸の習慣

今は、見える形で「霊的呼吸」を行いました。毎回、紙にリストアップする必要はありません。罪に気づいたとき、少し立ち止まり、心の中で構いません。その罪を神さまに祈りの中で告白してください。罪を言い表し、イエスさまの十字架を覚えて感謝し、その罪から神さまへ方向転換をしてください。

たとえ繰り返す罪でも、罪を犯すたびに繰り返し、霊的呼吸を根気よく行ってください。罪の性質と根気よく戦い続けるとき、神さまは少しずつその罪から解放してくれるはずです。ぜひこの「霊的呼吸」を毎日の実践としてください。


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発展学習:

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『神の愛とゆるしを体験するには』
『クリスチャンである確信を持つには』
『イエスの独自性』

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