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主とともに過ごす半日

この何年間、私は毎月一回「主とともに過ごす半日」を実行してきました。この半日は、私と主との歩みを見直すチェック・ポイントとなっています。私の成長に欠かせない時間です。

私が本来、実行すべきだったアクション・ポイントを、いつのまにか疎かにしていたことに気づかされます。この半日で聖書や信仰書を読み、この1ヶ月をふりかえり、神の声を聴き、心と行動をチェックするとき、心はリフレッシュします。霊的に、また感情的に焦点を当てるべきポイントにもう一度、集中できるように助けてくれます。

少しここで、祈りの半日、さらに時間を延長して「主ともに過ごす1日」を、どのように持つと良いのか、私から少し提案したいと願っています。

まず、祈りの半日を神とともに始めましょう。詩篇139篇は神の偉大さを歌っています。神はすべてをご存じです。神は、私たちがどこに行っても、そこにいます。神はいつもともにおり、私たちを導きます。詩篇の作者は、神の偉大さと私たちへの配慮を思いうかべ、このように神に祈っています。

「神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。私のうちに、傷ついた道があるかないかを見て、私をとこしえの道に導いてください。」(詩篇139:23,24)

どうスタートするかは準備する

1. 神の偉大さと卓越さを思い、リフレッシュしましょう。

2. 神はあなたと個人的に関わり、配慮してくださる方であることを思い出しましょう。

3. 神にあなたの心や思い、人生を探っていただき、人生に神の導きを求めましょう。

神との時間を始めるにあたり、私が試していることを紹介しました。しかしいつも詩篇139篇から始めるとは限りません。どの形式も一度か二度試すと、新鮮さがなくなります。大切なことは、神との時間を私たちはまずある程度、準備する必要があるということです。他の聖書箇所を開くこともあります。黙想に関する記事を読んだり、信仰書の1章を読んだりすることもあります。お気に入りの賛美を聞いて、神との半日を始めることもあります。

半日の過ごし方

どのように神との時間を始めるかは計画しますが、その後の時間は、意識して何かを計画するということはありません。恐らく以下のような過ごし方を試みます。

• 短い聖書の一書の全体を読み、適用できるアクション・ポイントを書き出す。

• 日々の生活や葛藤、人間関係に関して振り返り、ノートに記入して、神の知恵を求める。

• 散歩しながら、最近、心にあることを祈る。

• この数ヶ月のスケジュールを振り返り、その時には気づかなかった神のみわざを思い出す。

• 神に現時点でのアクション・ポイントを祈り、これからの数週間の方向性を求める。

よくある質問

どこかに行くべきですか?
私のお気に入りは海岸沿いにあるカフェです。日常から逃れることができる場所です。気が向いたら、海岸を散歩することもできます。海岸でいろいろな人を見るとき、神とのこの時間が、現実からかけ離れた時間ではないことを思い出させてくれます。神が語ることや、神が導くことは、現実と密接に関わりがあります。人里離れた砂漠で一人ぼっちというわけにはいかないのです。

周りに人がいる環境でも大丈夫ですか?
私たちは皆、違います。私の場合は、周りに刺激となるような、一定の活動がある方が集中力が続きます。だけど、大音量の音楽や人々の雑踏の中では、やはり集中できません。ある程度ルーティンとなっている活動や周りの人々の存在は、私には集中する助けになります。もちろん、皆さんは違うと思います。あなたにとって集中しやすい場所と時間、方法は、どのようなものかを発見してください。

もし寝てしまったら…
私は寝てしまっても、あまり気にしません。寝てしまっても、だれも責めません。神も責めません。眠気はあなたの疲労度を示す指標です。神に集中する前に、少し休息が必要だったのでしょう。神との充実した時間には、少しの昼寝の時間も含まれてしかるべきです。昼寝のあと、神についての良い洞察や理解が与えられるからです。眠ってしまっても、神はともにいます。落ち込まないでください。良い昼寝の時間も神に感謝しましょう。

集中できないときはどうしますか?
もし周りに大声で話す人がいて、集中できないときは、あなたが集中しやすい場所に移動しても構いません。または、逆に集中を妨げる人のために祈るように、神は導いているのかもしれません。彼らの生き方を理解して、人々の絶望を少しでも知ってほしいと、神があなたを導いているのかもしれません。

何かやるべきことを思い出したら…
集中できないとき、賛美はとても役立ちます。賛美は聖書のことばに心を帰らせ、聖書が語る神の真理に感謝できるように助けます。例えば、詩篇138篇で試してみましょう。

「私は、あなたの聖なる宮に向かってひれ伏し、恵みとまことのゆえに、御名に感謝します。…私が呼んだその日に、あなたは私に答え、私のたましいに力を与えて強くされました。…まことに、主は高くあられますが、低い者を顧みてくださいます。」(詩篇138:2,3,6)

または好きな賛美の楽曲を聞いて、神への賛美の心が湧いてくるようにしましょう。

半日ずっと心を静める必要はありますか?
神がこの時間、あなたに望んでいることは、神の前での静まりへとあなたを導くことです。私たちの集中力が切れるとき、静まることはチャレンジです。しかし静まる過程を繰り返す中で、だんだんと静まることが容易になり、この分野で成長していきます。この短い記事で、神の前に静まることの意義が、明確になったなら、幸いです。

私たちの期待や要望を伝えるのが、本稿の目的ではありません。静まりの結果に何が起こったのかを伝えたいわけでもありません。むしろ神と個人的に時間を過ごし、神があなたの人生に働くことを願っています。

神との時間の中で、私たちは時に驚かされます。ただぼんやりと時間が過ぎていく時もあります。ワクワクする時もあります。キリストに従う者として、スケジュールに神との時間を意識して組み込み、日常から離れることは大切です。たとえ「やるべきこと」のリストがたまっていても、役割上の要求が押し寄せてきても、生ける神との時間を取りわけることを習慣にしましょう。

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[著者紹介]トム・ヴァーチュ(Tom Virtue)トムは妻のキャレンとともに国際キャンパス・クルセード・フォー・クライストのスタッフとして仕えている。現在、カルフォルニア州ロサンゼルスで大学生伝道の働きを中心に、全米の大学生のコーチ、メンターとして仕えている。特に、トムとキャレンは、アジア系アメリカ人の大学生の働き Epic Movement を担当している。

振り返りの祈り

日常を振り返るために、祈りながら、以下の質問の答えを紙に書き出してみると良いでしょう。以下の内容は Prayer of Examen と言い、カトリックのイエズス会の創始者イグナチオが、1日の終わりにその日を振り返るために行った霊的修練です。「祈りの半日」の振り返りの時間に用いても良い内容です。

・この1ヶ月、どのような感謝なことがありましたか?

・この1ヶ月、感情の針が大きく動いたことは何だったでしょうか?

     A) その感情はどこから出てきたのでしょうか?
     B) その感情に自分の何が表れているのでしょうか?
     C) その体験で神があなたに語っていることは何でしょうか?

・心に湧いてきた思いを、祈りとして神にささげましょう。

みことばを思い巡らす

聖書のことばを思い巡らす上で、助けになる「レクチオ・ディヴィナ」の方法をご紹介します。皆さんの祈りの半日で試してみてください。

「レクチオ・ディビナ」とは、教会で伝統的に行われている霊的な読書のことです。以下の段階を辿りながら、聖書のことばを深く味わっていく作業です。以下は、来住英俊著『目からウロコ 聖書の読み方 レクチオ・ディヴィナ入門』女子パウロ会, 2019. を参照にまとめたものです。

まず聖書に集中できる、ゆったりと落ち着いた場所を探しましょう。リラックスして、腰を下ろせる椅子に、座り直します。呼吸を整えて、聖霊なる神の導きを求めます。

A) 聖書箇所を読む
ゆっくりと味わいながら、繰り返し聖書箇所を読みましょう。場所が許されるなら、音読すると良いでしょう。

B) 思い巡らす
聖書を読む中で、心にとまった箇所やことばがあれば、ゆっくりと思い巡らします。思いついたことがあれば、メモ程度にノートに書き留めるとよいでしょう。

C) ことばで祈る
思い巡らした内容を、神への応答として、祈ります。その祈りを短く書き出して、それを祈るのも良いでしょう。

D) 静まりの中で祈る
ことばで祈った後、なぜその祈りが出てきたのか、もう一度、静かに黙想しましょう。